ピラティスを実践し続けて、もっと深く学びたいと思ったり、ほかの人にもピラティスの良さを伝えたいと感じている方も多くいらっしゃると思います。
さらに、医療や美容などの他業種にピラティスの技術を生かしたいと思う方もいるのではないのでしょうか。
いざピラティスの資格を取ろうと思い立ち、調べ始めた人の中に、多くの流派や資格が存在してどれを取ればいいかわからないと思っている人向けに、今回はピラティス資格試験を認定する主要な認定機関を3つ紹介します。
INDEX
ピラティスインストラクターの試験の種類
ピラティスインストラクターの資格試験には、主にマットピラティスとマシンピラティスの2種類があります。
マットピラティスの試験では基本的なピラティスの技術とエクササイズの理解について評価されるのに対して、マシンピラティスはそのほかに専門的な機械を使用した技術が求められます。
試験の際には、インストラクターとしての能力やエクササイズに対する知識が備わっているのかを判断するために設定されています。
マットを使用するピラティスの講習と試験
マットピラティスは、その名の通り、マット上で行うピラティスのエクササイズで、日本では最も認知度が高く、普及しています。
専門スタジオでなくてもヨガスタジオやフィットネスクラブなどでも実践されています。
マシンピラティスに比べると費用も安く、講習期間も短いです。
ピラティスの基本的な理論やエクササイズの正確性や流れなどの基本的な技術、指導方法などピラティスインストラクターの基本を学習できます。
試験では、クラスを進行しながら正確な動きができているのか確認する実技試験と解剖学的知識やピラティスの理論などが備わっているのかを評価する筆記試験がよく行われます。
マシンを使用するピラティスの講習と試験
マシンを利用するピラティス試験は、専門的な機械を使用して行うピラティスのエクササイズを指し、今では、運動療法としても採用されています。
リフォーマー、キャデラック、チェアなどピラティス機器を用いたエクササイズと指導方法を学習できますが、費用も高く講習期間も長期間であることが多いです。
試験では、機器に対する理解度、機器を安全に操作できているか、効果的な指導ができているかを評価されます。
ピラティスの資格取得のメリット
ピラティスは、シェイプアップやダイエットなど美容面で注目されることもありますが、元々はリハビリがメインであることから、病気やけがの予防や加齢による筋力低下や姿勢の調整力の低下に対する予防にも最適なエクササイズであることから、高齢化が続く日本においてピラティスの需要はさらに広がっていくでしょう。
ピラティスインストラクターは資格がなくてもなることは可能ですが、ピラティス資格を取得することはプロフェッショナルとしての信頼と市場価値を高めることできるため、資格の取得を取っておきましょう。
ピラティスの資格と主要な認定機関
ピラティスの資格試験を提供する主要な機関を3つ紹介します。
これらの機関は、独自のカリキュラムと試験基準を設けており。多くの流派が存在するピラティス業界の中でも認知度が高く、評価が高い認定機関となります。
1. BASI Pilates
ラエル・イサコウィッツ氏が、1989年にアメリカ・カリフォルニアに創設したピラティス教育団体。
世界40ヵ国にわたる世界最大規模の流派です。
BASIは、「マット」「マシン」、そしてマシンとマットが一緒に取れる「コンプリヘンシブ」コースの3つのコースの種類で展開されており、授業スタイルも通学やオンラインなど授業スタイルも様々です。
さらに理学療法士や看護師の資格取得希望者向けの「医療従事者コース」も受講でき、関東だけでなく全国各地で養成コースが開催されています。
さらに、資格取得後の就職サポートも手厚く行っていることで有名です。
公式HPは以下よりご確認ください。
BASI Pilates:https://www.pilates-education.info/
2. balanced body
ケン・エンデルマン氏が創設したサンフランシスコに拠点を置くピラティス教育団体。
balanced bodyは、ピラティスマシン製造メーカのバランスドボディによる流派です。
資格取得のための養成コースを通して、確かな知見のあるインストラクターを目指せます。
balanced bodyの最大の魅力は、マット&リフォーマー、マット、リフォーマー、コンプリヘンシブ、3D解剖、コアアライン6つのコースで展開されていることです。
中でも3D解剖コースはでは、オリジナル教材を用いて体の動きや効果的な体の使い方を学べます。
公式HPは以下よりご確認ください。
balanced body:https://balancedbody.co.jp/
3. Body Chance
Body Chanceは、全世界で取り入れられている脱力&緊張解消メソッド「アレクサンダー・テクニーク」を用いてピラティス指導者のための身体意識と動きの統合を重視した養成コースになっています。
ピラティスだけではなくヨガや音楽、ビジネスの場面などあらゆる日常生活において生かせます。
公式HPは以下よりご確認ください。
Body Chance:https://www.bodychance.jp/
ピラティス試験の具体的な内容
ピラティス試験では、マットとマシンを用いた技術、指導方法、安全性が厳しく評価されます。試験には実技実演、筆記試験、指導法のデモンストレーションが含まれ、応募者の専門知識と指導能力を総合的に測定します。
ピラティス試験合格のための準備とアドバイス
ピラティスの資格試験の合格には、十分な実践練習と理論学習、指導技術の向上が必要になります。試験を受けるためには時間外学習が必須の流派もあります。
自身で指導実践の場を設けたり、レベルの高いインストラクターのレッスンに参加することが大切になります。
また、養成コースには、経験が豊かなファカルティやマスタートレーナーも多くいます。
疑問や不安な部分が生まれたら積極的に相談や質問をしに行きましょう。
地道な努力が必ず、ピラティスインストラクター資格の合格に導きます。