ピラティスを実践していると、さらに深く学びたい、または他の人にもピラティスの素晴らしさを伝えたいと感じることが多いのではないでしょうか。また、医療や美容、フィットネスの分野でピラティスの知識を活かしたいと考える方も多くいらっしゃると思います。
しかし、ピラティスの資格について調べ始めると、基本的には「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類に大別されますが、その中でも多くの資格が存在していて、どの資格を取得すれば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では、ピラティスの資格や種類について詳しく解説し、それぞれの資格の特徴や取得方法について紹介していきます。
この記事を読むことで、ピラティスの資格の種類や流派の違い、取得方法、そしておすすめの資格コースについて理解できるようになります。ピラティスを学びたいと思っている方から、プロフェッショナルを目指している方まで、幅広い方々に役立つ情報を提供しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ピラティスの資格は大きく分けると2種類
初めにもご紹介したように、ピラティスの資格は大きく「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類に分かれています。この2つの資格の違いを理解することで、自分に合ったピラティスの学び方が見つかります。
マットピラティスの資格
マットピラティス資格は、専用の機器を使用せず、マットの上で体重と重力を利用して行うピラティスの基本的な形式です。この資格を取得することで、ピラティスの基礎を学び、基本的な能力を身に付けられます。
初めてマットピラティスを学んだとき、自宅のリビングで簡単に始められるという点が非常に魅力的だと感じる方もいます。特別な道具を必要とせず、スペースさえあればどこでもトレーニングができるのは、忙しい現代人にとって大きな利点です。マットピラティスはピラティスを始める方にとって最適な資格であり、基本をしっかりと身に付けたい方におすすめです。
マシンピラティスの資格
マシンピラティスの資格は、専用の機器を活用したトレーニング方法を深く学べます。この資格を取得することで、より効果的に筋力を強化し、姿勢を改善するピラティスの技術を習得できます。私自身、リフォーマーを使用したトレーニングを体験して、その効果の高さに驚かされました。
マシンピラティスは、特定の筋群をターゲットにしたトレーニングを行えるため、個人的なフィットネスゴールの達成やリハビリテーションのサポートにも役立ちます。マシンピラティスは応用力が必要であるため、ピラティスの基本を身に付けた後、さらに深く学びたい方におすすめです。
その他、医療やリハビリに特化したコースもある
ピラティスの資格は大きくマットとマシンの2種類に分けられますが、細分化すると、さらに目的に合わせたさまざまな資格が存在します。例えば、医療やリハビリに特化したコースでは、理学療法士やリハビリ専門家向けに、身体の機能回復を目指したピラティスのトレーニング方法を学べます。
また、コアラインや解剖学に焦点を当てたコースもあり、より深い知識を持って体のメカニズムを理解することで、効果的なトレーニングを行うことが可能です。これらのコースは、医療従事者やリハビリテーションに関わる方にとくにおすすめです。
ピラティスの流派によっても考え方に違いがある
ピラティスにはさまざまな流派があり、それぞれの流派で運動のアプローチや哲学が異なります。例えば、クラシカルピラティスは創始者ジョセフ・ピラティスの原則を忠実に守るスタイルで、動きの正確さを重視しています。一方、コンテンポラリーピラティスは最新の解剖学の知識を採り入れ、柔軟なアプローチを行うことが特徴です。
流派の違いを理解することで、自分に合ったスタイルや指導者を見つける手助けになります。
ピラティス資格の取得方法は通学とオンラインの2種類
ピラティス資格の取得方法には、通学とオンラインの2種類の形式があります。通学型では直接指導者からの指導を受け、実技をしっかりと学べるため、インタラクティブな環境でスキルを磨きたい方に適しています。私は通学型のコースで学び、仲間と一緒にトレーニングをすることで、お互いにモチベーションを高め合えられます。
一方、オンライン型は自宅で好きな時間に学べるため、時間や場所にとらわれずに学習を進めたい方に向いています。仕事や家事で忙しい方にとっては、オンラインでの学習が大きなメリットとなります。どちらの方法でも、初めての方からプロフェッショナルまで幅広く対応しているため、自分のライフスタイルに合わせて選べます。
おすすめ資格Balanced Bodyの資格コースの種類
Balanced Bodyは世界的に有名なピラティスの認定機関で、豊富な資格コースを提供しています。ここでは、それぞれのコースの特徴と、どのような方におすすめかを紹介します。
ピラティスマットインストラクターコース
ピラティスマットインストラクターコースは、ピラティスの基礎的なエクササイズをマット上で学べるコースです。このコースはピラティスの理解を深めたい方、体の動きを学びたい方、養成コースを体験したい方に適しており、ピラティスの基本的なスキルを学ぶことで、マットピラティスのインストラクターとしての知識を得られます。
リフォーマーインストラクターコース
リフォーマーとピラティスのエクササイズで、クライエントの可能性を最大限に引き出すインストラクターを目指すコースです。また、リフォーマーは柔軟性の高いマシンであるため、力の弱いクライエントにはサポートとして、アスリートには負荷を高くしてトレーニングとして、さまざまなクライエントに対応できる力が身に付きます。リフォーマーエクササイズを学びたい・balancedbody社のリフォーマーマシンの扱い方を学びたい方やプログラムデザインの幅を広げたい方におすすめです。
マット&リフォーマー( マシン )インストラクターコース
マットエクササイズとリフォーマーを並行して学ぶことにより、クライエントの体や動きの特徴に合わせて、身体の機能改善や、パフォーマンスを向上するセッションを提供できるようになります。再短期間でリフォーマーを使いこなすインストラクターを目指せるため、できる限り早く多くの知識を習得したい方、幅広い層のクライエントに対応できる力をつけたい方におすすめです。
コンプリヘンシブインストラクターコース
すべてのマシンの機能・効果を学び、あらゆるレベルのクライエントに対応できるピラティスのスペシャリストを目指すコースですさまざまなピラティスマシンを用い、個々の骨格・筋肉に合わせたプログラミングで、高齢者やアスリートまで対応可能になり、多様なエクササイズで効果を最大限に引き出せるようになります。複数のマシンを活用したセッションをクライエントに提供したい方、積極的にマシンエクササイズをセッションに採り入れたいと考えている方におすすめです。
ピラティス・ベーシックマスター
ピラティスの基礎を固め、ムーブメントプリンシプルや全マットワーク、リフォーマーを包括的に学び指導できるレベルを目指します。即戦力インストラクターとしてのスキルを最短で習得したい方、ピラティス基礎を強化し、無理なく効果的な指導力を高めたい方におすすめです。
コアアラインコース
立位の動きを適応させる機能的なマシン「コアアライン」を使用して、手足の動きを把握する上で重要な感覚固有受容覚や横隔膜などのインナーユニットにアプローチする事ができます。これにより正しい運動学習や全身の調和の獲得をサポートできるインストラクターを目指します。リハビリ、ピラティス、パーソナルトレーニングにプラスして、歩行から運動までの指導幅を広げたい方、あらゆるクライエントに対応できるようになりたい方におすすめです。
3D解剖コース
すでにリハビリテーションや運動指導をされている方から、これから解剖学を学び始める方まで、どなたでも参加いただけるプログラム内容です。3D解剖のみを受講することもできます。体験型カリキュラムを採り入れて、骨・骨格・筋肉の解剖学とともに、それらがどのように相乗効果を発揮し安定性・可動性・動き・パワーを生み出すかまで徹底的に学習します。ピラティスを体系的に学びたい方、体の動きを学びたい方におすすめです。
まとめ
この記事では、ピラティス資格と種類について詳しく解説しました。ピラティスの資格は大きく分けて「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類があり、それぞれの特徴を理解することで自分に最適な資格を見つけられます。また、医療やリハビリに特化したコースや、流派の違い、資格取得の方法についても解説しました。
最も重要なことは、自分の目標やライフスタイルに合わせて最適な資格を選ぶことです。これまでのご自身の経験やどのようにピラティスを生活に組み込んでいきたいかを交えながら、ピラティスインストラクターとしてどのような影響を与えられるのかを考えてみましょう。