ピラティスで難病を克服し
インストラクター

  • Chieko
  • ピラティスインストラクター
  • 2016年中途入社

PROFILE

1987年東京生まれ。 10歳の時、宝塚歌劇団出身の祖母の勧めで河辺千恵子として芸能界デビュー。 以後モデル、役者、歌手、MCとして雑誌、テレビ、舞台、ラジオ等マルチに活動。 出産を機に料理レシピ本等を出版。

その後、25歳の時に耳管開放症(※)を発症。 (※耳が塞がった感じがしたり、自分の声や呼吸音が大きく響く等、ストレスフルな病気)

漢方や鍼治療に専念するも改善せず、『なんとか根本から症状改善は出来ないものか・・・』と思い、ピラティスに辿り着く。 ピラティスを継続していく中でその効果は目に見える形で現れ、次第に耳の症状自体も減少。 病気を克服出来た事で“もっと深く学びたい”“自分が良いと思うものを多くの人に伝えたい”という気持ちが芽生え、養成コースで資格を取得。

2016年4月よりピラティスインストラクターとしての新たな人生をスタートすることになった。

社員からのメッセージ

PROFILE

1987年東京生まれ。 10歳の時、宝塚歌劇団出身の祖母の勧めで河辺千恵子として芸能界デビュー。 以後モデル、役者、歌手、MCとして雑誌、テレビ、舞台、ラジオ等マルチに活動。 出産を機に料理レシピ本等を出版。

その後、25歳の時に耳管開放症(※)を発症。 (※耳が塞がった感じがしたり、自分の声や呼吸音が大きく響く等、ストレスフルな病気)

漢方や鍼治療に専念するも改善せず、『なんとか根本から症状改善は出来ないものか・・・』と思い、ピラティスに辿り着く。 ピラティスを継続していく中でその効果は目に見える形で現れ、次第に耳の症状自体も減少。 病気を克服出来た事で“もっと深く学びたい”“自分が良いと思うものを多くの人に伝えたい”という気持ちが芽生え、養成コースで資格を取得。

2016年4月よりピラティスインストラクターとしての新たな人生をスタートすることになった。

INTERVIEW

順風満帆な人生を突如襲った「耳管開放症」という難病

小さいころから安室奈美恵さんに憧れ、10歳で子役としてデビューしたChiekoさん。
以後、モデル・タレントとして幅広い領域で活躍し、その後も数多くの料理本を出版するなど、誰もがうらやむような人生を送ってきたように見える。
ところが25歳の時に突如、思わぬ悲劇がChiekoさんを襲う。「耳管開放症」という難病を患っていました。


「自分の声や呼吸音が頭の中ですごく響いて、めまいが続くようになりました。自律神経にも影響が出るので、肩や腰が張ったり、呼吸がすごく浅くなったり……。自分としてはすごく辛いのに、見た目には分かりづらい症状でもあるので、周りから理解されないという温度差に何より苦しまされました」 耳と鼻の奥をつなぐ耳管は本来、開閉することで内外の圧力を調整する機能を担うが、この病気にかかるとそれが開きっぱなしになってしまう。ストレスや睡眠不足、大幅な体重減などが原因とされるが、これといった治療法は見つかっておらず、人によっては10年以上にわたって悩まされ続けてという。 「私自身も長く付き合っていくものと割り切って漢方や鍼治療に取り組むことにしましたが、その頻度はどんどん上がっていきました。最悪の時には2日に1回、鍼治療に通わなければならないような状況でした」

藁にも縋る思いで始めたピラティス

このままでは辛すぎる。なんとか根本からの改善はできないものかー。そう思ってすがったのが、ピラティスだった。
以前からピラティス自体は個人トレーナーと契約して主にダイエット目的でやっていた時期があった。
加圧トレーニングの指導免許も取得するなどもともと体に対する関心は高かったが、「中でもピラティスは自分の体と相性が良い」と感じていた。
そうしたもともと持っていたポジティブなイメージに加えて、BASIピラティスの体験レッスンを通じて感じた「インストラクターの知識の確かさや、温かくて家族的な雰囲気」が、背中を押した。その場ですぐに入会し、毎週1回以上は必ずプライベートレッスンを受けるようになった。 すると、その効果は目に見える形で表れた。


「いつの時点からとはっきりとは言えないんですが、徐々に鍼治療に通う頻度が減っていきました。スタジオで行う自律神経チェックでも目に見えて数値が改善していき、続けていく中で次第に耳の症状自体もなくなっていきました」

zen placeインストラクター正社員の声写真

「自分の人生にとって、ピラティスがなくてはならないものになっていった」思いが後押ししトレーナーを志す。

ピラティスが良いものであるということ、自分の体に合っているということは、感覚的にはもちろん、客観的な数値に照らしてみても明らかなように感じ、 その興味は、単に自分の体を改善したいというものから、なぜ良いのかを知りたい、もっと深く学びたいという方向に膨らんでいき2015年末からBASIの養成コースに通いインストラクターとしての新たな人生をスタートさせることになった。

知的好奇心に加えて、それまでの人生を芸能、つまりは表現の世界に捧げてきたという経歴があったをもとに 「自分が良いと思うものを誰かに伝えたい」という欲求もあったように感じています。

体と向き合い続けることで獲得した自分なりの価値基準~「引き算の発想」から「足し算の発想」への転換~

ピラティスと出会い本格的に取り組んだことは、目に見える症状の改善以外に、メンタル面にもいくつかの変化をもたらしました。
一つは以前にピラティスに取り組んでいた時はダイエットを目的としていたため、並行して食事制限も行っていました。もともと筋肉がつきやすい体質にコンプレックスを抱えていたこともあり、炭水化物は一切採らないという極端な食生活です。 その結果、ピラティスをやっているにもかかわらず免疫力は落ち、風邪を引きやすくなっていきました。
当時の自分の状態を指して「良くないことをしないようにしよう、という引き算の発想だった」と思います。
ピラティスを通じて病気の改善という目に見える成果を手にした今は、それが180度変わり「いいことを積極的に採り入れようという、足し算の考え方に変わりました。体を引き締めるのにも削るのではなく、いいものを採り入れようと考えるようになった。風邪を引かない強い体になったし、心まで豊かになったと感じます」

ピラティスがもたらした精神面の変化は他にもある。

「自分の心や体にとって何が必要かという明確な基準が生まれたことで、取捨選択ができるようになった」ことも、その一つだと思います。
「お金がかからなくなりましたね(笑)。以前であれば外から入ってくる情報に踊らされて、化粧品一つとってもブランドにこだわっていた。それが今は、自分の基準に照らして必要なものだけを買うようになりました。生活をしていて細かいことを気にしたりイライラしたりしなくなったというのも、自分なりの価値基準を持って取捨選択ができていることの表れだろうと思います」
こうした変化は、ピラティスが自分の内側に目を向けるよう促すことと深く関係しているんだと思います。
「ピラティスではよく『マインドフルに動く』ようにと言われます。この感覚を言葉で表現するのは難しいのですが、頭の中に描いたイメージ通りに体を動かすことができた時というのは、それに近いのではないでしょうか。そうやってマインドとボディを『つなぐ』作業を繰り返すことを通じて、自分自身を映す鏡を自分の中に持てたことが、価値観やライフスタイルまでをも変えていったのだと思います」

レッスンは鍛えるのではなく、自分を褒めるための時間。
10代から身を置いてきた芸能の世界は、激しい競争社会だった。
病気によって強制的に立ち止まらされる経験を通して、常に限界を超えて競争に打ち勝とうとする完璧主義者だったのであろう。
ストレスや睡眠不足が原因で起こる「耳管開放症」を発症したのも、そうした性格によるところがあったのかもしれない。
その意味では、ピラティスを通じて無駄な力や気を抜くことを覚えたことは、Chiekoさんにとって非常に大きな意味を持っていたと言える。


「人間は180%の力を発揮しようとすると、100%の力さえ出すことができない。逆に今は80%でいいやと思うことで、結果として100%以上の力を出せていると感じます。以前は背伸びしてでも届かせようと必死でしたが、しゃがんだ分しかジャンプはできないということが、ようやく分かってきた気がします」

ピラティスとは煎じ詰めれば、「自分の中に余白や伸びしろを作ってあげる作業なのではないか」とChiekoさんは言う。だから今、インストラクターという立場からクライアントにかける言葉も、とても肩の力の抜けたものだ。

「クライアントさんには体を鍛えに来るというより、温泉に入るような感覚でスタジオに来てほしい。皆さん仕事でも家事でも十分頑張っているんですから、せめてピラティスをやっている時間だけは、自分を癒やしてあげてほしいと思います」

ピラティスを始めたばかりでグループレッスンなどに出ていると、周りと比べてできない自分にショックを受けがちだ。「もっと自分を褒めてあげて」とChiekoさんは呼びかける。

「ロールアップの動き一つとってもそう。昨日できなかったことが今日できるようになるというのは、自分が思っている以上にすごいこと。体の中で大きな出来事が起こっているんです。そういったイメージの積み重ねから、体は確実に変わっていきます。インストラクターという立場から見ていると、本人には見えない変化もたくさん見えるので、傍らに寄り添うようにして、クライアントさんが自分自身を好きになれるようなレッスンをしていけたらと思っています

zen placeインストラクター正社員の声写真

最後に〜私はこんな人と働きたい

当社に来るクライアントの想いは様々であり、身体の成り立ちやくせも異なります。
身体のあり方に正解というものはなく、常に同じセッションを提示するだけでは、満足していただくことはできません。
まずは一人ひとりのクライアントの真意を探り、自身のスキルや人間性の向上を行い続けることでクライアントの満足を実現してこそ、本当に必要とされるインストラクターになってきます。
性別年齢問わず、心が豊かで笑顔の明るい方、そして何よりいくつになっても自身の成長を楽しめる素直な方とご一緒出来る方とチームを組んでいきたいと思っています。

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