ヨガインストラクターとして新たに仕事を得るためにオーディションや面接準備している方の中には、面接で何を話せばいいのか、自分に合った表現が見つかっていない人はいるのではないでしょうか。 「ヨガスタジオやフィットネスクラブの面接ではどんなことを聞かれるのか」や、「面接前にどんな対策をしたらいいのか」が分からず、不安に思っている人もいると思います。 この記事では、ヨガスタジオやフィットネスクラブでよく聞かれる質問などを例にあげて、面接に向けた対策方法を詳しくお伝えします。 オーディションのことを詳しく書いている記事もあるのでぜひこちらも参考にしてください
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面接官が求める応募者の特質とは?
まず、ヨガスタジオやフィットネスクラブの面接担当者は、応募者に対して大きく分けて3つのことを求めています。
面接では、この3つの特質が応募者に備わっているかを、質問を通して判断することもあります。
面接官からの質問には以下の3つのことが良く聞かれます。答える際には、意識してみてください。
ヨガへの情熱はあるか
一つ目は、「ヨガへの情熱はあるか」です。
ヨガは、アーサナや呼吸法、解剖学、生理学、心理学、哲学、瞑想など分野が幅広くあります。そしてヨガ業界は今もまだ、日々進化し続けています、
クライアントにより良いヨガを実践してもらうため、インストラクター自身も知識のアップデートと、自己実践を通して成長し続けていかなければいけません。
さらにヨガインストラクターが、ヨガに対して高いモチベーションを持っていると、その熱量は必ずクライアントに伝わります。クライアントはインストラクターの熱量に影響を受け、ヨガへの関心とモチベーションがあがります。
そのため、仕事として行う以上、自分の気分が乗らない日でもモチベーションを管理して、日々学び続けることや、クライアントに心身ともに満足させられるレッスンを提供できることが重要です。
自分や周りの気分、雰囲気に流されないようなヨガに対する確固たる情熱があるかを採用側は見ています。
指導することへの熱意
二つ目は、「指導することへの熱意」
運動不足の改善やストレス解消など、クライアントによってヨガを実践する理由はさまざまです。一人一人のニーズに合わせたレッスンの提供や受講者に対して新しい学びや刺激を与え続けることが重要です。
そして、指導や説明が分かりにくいなどは、参加者の不満やクレームにつながります。
さらに毎回、同じレッスンを提供していたらいつか「飽き」が来ます。
参加者が続けたいと思える質の良いレッスンを提供できないとクライアントは離れていってしまいます。
指導方法やレッスンの内容もアップデートし続け常に刺激的で継続的な成長の機会を与えられるようにしましょう。
コミュニケーション能力
三つめは「コミュニケーション能力」
ヨガインストラクターは、時には、生徒の身体に直接触れて、理想のポーズへと誘導します。また、身体の不調や痛みの改善などについて相談されたら、親身にアドバイスをする必要もあります。
コミュニケーションは信頼関係を築く重要な手段です。
さらに積極的にコミュニケーションをとることで『この人に教えてもらいたい』とファンが増えることにつながります。これはクライアントのやりがいにもつながります。ヨガスタジオやフィットネススタジオは「集客=売り上げ」につながってきますので、単純に「ヨガが好き」というだけでなく「このインストラクターが教えるヨガが好き」というクライアントにも、スタジオやフィットネスクラブ側にとっては大切な要素になります。
面接時のコミュニケーションを通じてよい印象を与えられるように意識しましょう。
ヨガインストラクターの面接では、どんなことを聞かれるのか
面接で不安なこととして、「どんなことを聞かれるのか」があげられると思います。
事前にどんな質問をされるかが分かっていれば、対策を立てることができます。
実際、面接官はどんなことを質問するのかを見ていきましょう。
よく聞かれる質問として以下の5つがあげられます。
なぜここで働きたいと思ったのか
ヨガは、今や日本国民の10人に1人がヨガを実践しています。
ヨガスタジオやヨガを導入しているフィットネスクラブも多く、今やヨガスタジオによってコンセプトや雰囲気も違います。
さらにどこの業界にも言えることですが、1人の人材を採用するために、実は、大きなコストがかかっています。
そのため、採用側は、スタジオの理念や雰囲気と応募者が持っている価値観とのミスマッチを避け、そのスタジオに定着して働き続けてくれる人を選ぶ必要あります。
そのため、事前に応募先のスタジオを入念に調べて「このスタジオのどんなところに魅力を感じるか?」をピックアップしておきましょう。面接前に見学に行くなどしてスタジオの雰囲気やここで働きたいと思える理由を明確にしておきましょう。
ヨガインストラクターになりたいと思ったきっかけは?
この質問では、応募者の仕事の取り組み方や姿勢を見極めています。指導者としての熱量を伝えることが重要です。自分自身がヨガを実践していくうちに感じたことをクライアントさんに伝えたいという意思や熱量を具体的な経験、インストラクターとしてどんなふうに成長したいかを含めて、説明することで、採用者側に人柄や意欲を伝えることができます。
職歴を教えてください
ある程度の指導経験やスキルがあれば、採用後すぐに即戦力になることができ、スタジオの代表的なインストラクターにもなれます。
ヨガ業界の中で、指導年数やどんな場所でどのくらいの人に指導したことがあるのかは、ステータスとなり、担当本数や報酬に関わってくる可能性もあるため、数字を用いて伝えることが望ましいです。
ヨガの経験がない場合でも、今までにどんな業界で働いたことがあるのかを明確に伝えましょう。
自身のこれまでの業務内容や役割を理解しているか、論理的に相手に説明することができるか、任された業務内容や役割の中でどのように介在してきたのか採用側は見ています。
どのようなモチベーションでどのような行動をしてきたのかを含めながら説明するようにしましょう。
ヨガインストラクターとして大切にしたいことはありますか?
周囲との人間関係や仕事への向き合い方、捉え方など、インストラクターとして仕事を行う上で大切にしたい価値観を指します。
さらにここでは、採用後、実際にヨガを提供する応募者の姿を見ています。
どのようなスタンスで仕事に臨んでいくのか、今後インストラクターとしてどのくらい成長できるかを働く意欲が伝えるようにしましょう。
ヨガインストラクターはヨガを教えるだけでなく、スタジオのスタッフやクライアントと良質な関係を築くことも重要です。
自分が大切にしている軸がありつつも、周囲とうまく仕事を進められる点を伝えると、好印象です。
今までの成功・挫折体験を教えてください
成功体験からは、成功に対する考え方や目標達成のためにどのような努力をすることができるのかを見ています。
ヨガインストラクターとして大切なのは自信です。成功体験は自信をつけるために大切な要素にもなります。ヨガだけではなく今までの人生から得た成功体験から何を感じたのか、今後、どう生かしていくかを考えてみましょう。
挫折体験なら、挫折した後、どんな方法でその経験を乗り越えたのか、また困難が訪れたときにどのように対処できるのかを見ています。
ヨガインストラクターをしていると時には、厳しい言葉をもらうことがあります。
クレームには、他のインストラクターと比較されることや、自身の今までの経験やスキルを否定されるような言葉も届くかもしれません。
このような場面に出くわしたとき、どう考えて気持ちを切り替えて次に進めるかが重要です。
成功体験も挫折体験も、結果よりも過程とその後どう感じたのかを説明するようにしましょう。
採用されやすいヨガインストラクターの応募者の特徴とは
ヨガインストラクターとして採用されやすい応募者は、面接という短時間でヨガへの熱意を伝え、今までの自分の経歴や価値観を面接官に伝えられることだけではありません。
正直なところ、面接だけで応募者の人柄を判断することはできません。
その中でも面接中の表情や姿勢から熱意も伝わります。
言葉だけではない部分も意識することができると面接官にも好印象を与えることができます。
まとめ 面接成功のカギ
今回は、ヨガインストラクターの面接対策法をお伝えしました。
面接に臨む際は、事前に質問内容を把握し、自分の考えや経験を具体的に伝えることがポイントです。また、自身の情熱や熱意、コミュニケーション能力を示すことが求められます。
面接前は、自分の意見や考えが答えられるように、ヨガを始めたきっかけや今までの経験などを振り返ってみましょう。