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ヨガインストラクターのよくある悩みと解決策 

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ヨガインストラクターが直面する悩み 

ヨガインストラクターは具体的にどのような悩みを抱えているのでしょうか。 

よく聞く悩みとして、働き方の多様化によって収入が安定しないことや、資本となる体に不調が来た際の働き方など、多くの方々がさまざまな悩みを抱えています。 

ヨガインストラクターの悩みはいわゆる根性論や精神論などでは解決されないため、より具体的な解決策が必要になります。 

ここでは現在、ヨガインストラクターとして働いている人やこれからヨガインストラクターを目指そうとしている人向けに不安が少しでも払拭できるような、よくある悩みと解決策を紹介していきます。  

収入面のUPに繋げられていないとき 

経済的な面では、多くのインストラクターが、収入が増えないことで苦労しています。 

これには、スタジオやフィットネスクラブが収入の基準とするようなクラスの参加人数が不足していることや価格設定が低いことから、インストラクターに還元されるお金も少ないことなどが理由だと言われています。 

現在では、スタジオや企業ごとに客層や時間帯などによる集客を分析してインストラクターが安定した収入を得られるようにマーケティング戦略をとっていたり、個人で動画配信を始めたり、友人や身近な人たちを相手にレッスンを提供するなど、収入減を増やしている人もいるようです。 

管理業務の負担が大きい 

ヨガインストラクターはレッスンの提供だけではなく、スタジオ運営に必要な顧客管理やスケジューリングなど多くの業務を任されることもあります。 

このような業務には多くの時間を費やすことになり、レッスン以外の部分の負担が大きいことも悩みのタネになります。 

現在では、スタジオの手続きをデジタル化したり、受付業務に専念してくれるスタッフを雇用したりなど、インストラクターが業務以外の面で負担がかからないようにしてくれるスタジオや企業も多いようです。 

体力面での負担が大きく疲れがとれない 

ヨガインストラクターは1日に多くのレッスンをこなしていきます。 レッスン中はクライアントに安全で効果的なレッスンを提供するためにデモンストレーションを行ったり、正しい動きで指導しなければいけません。 

レッスンが終わってもクライアント対応や次のレッスンの準備や掃除などで始業から就業までの間立ちっぱなしのときもあります。 体が資本の職業であり、体が疲れていると心も疲れてしまいます。 疲労感が次の日に残っているとモチベーションにも影響します。 

人気のインストラクターとの比較 

インストラクター同士で比較されることは自信やモチベーションを低下させる原因となります。 

現在では、SNSが発達してきたことにより、エゴサーチや掲示板などで、自分のレッスンに対する評価が言葉にして見えてくる場合もあります。「前の先生の方が良かった。」や「さらにこうしてほしいなど」意見が見えてくることで自信を無くしてしまったり、モチベーションが下がってしまうインストラクターは少なくはありません。 

生徒との関係がうまくいっていない 

ヨガインストラクターにとってクライアントと信頼関係を構築することは必ずと言っていいほど必要になります。 

インストラクターもクライアントも人間なので、性格が合う合わない、年齢によって価値観などでも人間関係はうまくいかなくなることも多々あります。関係がうまく築けない場合は、コミュニケーションの取り方を見直したり、自分からオープンマインドで接することで相手が心を開きやすい環境を作ることが大切です。 

また話していくうちに相手のニーズを引き出せたりすることでレッスンの改善にも繋がっていきます。 

ヨガインストラクターの問題解決方法 

上記にインストラクターのよくある悩みをあげてみました。 同じような悩みを抱えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 

次の章では、今までにあげた悩みに対する解決策や考え方を解説していきます。 

収入を安定させるための戦略 

収入を安定化させる最大の方法は、多くの収入源の確保が効果的とも言われています。 

グループレッスンだけではなく、個人に対するプライベートレッスンを行ったり、SNSや動画配信などを駆使して、オンラインクラスなどを開設したり、さらに自分のスキルや経験を活かし、ワークショップを開催するなど、さまざまなアプローチを通じて収入を増やし経済的な安定を図ることがおすすめです。 

また、今いるスタジオとは別のスタジオや企業などのオーディションを受け、クラスを増やすことで収入を増やすことも一つの手です。 

効率的な管理業務のシステム化 

ヨガインストラクターの業務の負担を減らし、効率的に作業を進めるには、ソフトウェアやツールを利用して自動化させることが推奨されています。 

例えば、問い合わせメールは定型文を作成し、自動返信できるようにしたり、単純作業はAIなどを活用することで負担を軽減することが可能です。 

最近では多くのクライアントを抱える企業も専用アプリを作成し、予約の受付やお問い合わせの回答などを自動化させています。 

セルフケアを積極的にとり入れる 

ヨガインストラクターが長く活躍するためには、自己ケアが大切です。 まず、しっかり休みましょう。 

多くのクラスを担当するインストラクターはとくに、疲労がたまっていくと十分な睡眠と休息を取れなくなります。今一度、スケジュールを見直して、十分な休息や睡眠が時間を確保しましょう、 

また、バランスのとれた食事も欠かせません。野菜や果物、タンパク質などをバランスよく摂り、エネルギーをしっかり補給しましょう。 

さらに、ヨガ以外の運動も取り入れることで、体全体のバランスを整えます。登山や散歩などの軽い運動や、瞑想や深呼吸などのリラクゼーション技法も実践し、ストレスを軽減しましょう。 

セルフマッサージやアロマテラピーなどのセルフケアも有効です。意識的に自分を労う時間をとるようにすると、心も体もリフレッシュできます。 

自分の成長を可視化できるようにする 

ヨガインストラクターとして成長するためには、自分が「今後、どうなりたいか」を明確にすることが重要です。そのためには、まず自己評価を行い、目標を設定します。次に、達成可能な段階的なステップを用意します。これはあくまでも他のインストラクターと比べるのではなく、自分がどのレベルに達していきたいかをノートやスマホのメモに書いてみましょう。 

定期的に見返すことで、自分の成長をより感じられます。 

関係構築のノウハウを取得するのはアドバイスをもらうのが最も効果的 

ヨガインストラクターにとって、クライアントとの関係構築は非常に重要と言えます。 信頼関係があることで、効果的な指導が可能になります。 

信頼関係を円滑に築けるスキルを向上させるには、経験豊かなインストラクターや先輩インストラクターからのアドバイスを求めることが最適です。 今までの経験から得た具体的な方法やコミュニケーション技術は必ず参考になるはずです。 初めてのクライアントへの接し方や一人ひとりに合わせた指導方法などに困ったときは、先輩などからの実践的なアドバイスを活用し、信頼関係を築きましょう。 

また、クライアントと双方向にフィードバックを送りあうのも効果的です。 インストラクターは、ヨガのセッションを通してクライアントに技術的なアドバイスをもらい、クライアントからも、今日のレッスンがどうだったかなどの感想を聞いてみましょう。最初は、お互いうまく伝え合えないこともあるかもしれませんが、レッスン前後もコミュニケーションの積み重ねで、徐々に打ち解けあえます。 

ヨガインストラクターは大変なことだけではない 

ヨガインストラクターの仕事には、多くのチャレンジと責任が伴います。クラスの準備や生徒一人ひとりのニーズに応えることは、決して簡単ではありません。

しかし、この仕事には大変なことだけでなく、多くの喜びとやりがいも存在します。ここからは、ヨガインストラクターの仕事の魅力やその報われる瞬間について詳しく探っていきます。 

スキル取得による達成感 

まず、スキル習得による達成感について触れたいと思います。ヨガインストラクターとしての道のりは、常に新しい技術や知識を学ぶ過程が重要になります。 新しいポーズや指導法を習得するたびに感じる達成感は、何物にも代えがたいものになるでしょう。 

新しいポーズや指導法の習得はクライアントの成長をサポートする上で大きな役割を果たし、クライアントの日々の成長を見ることでさらに大きな喜びを得られます。 

例えば、自分が、難しいポーズをマスターしたときのことをクライアントに教え、その後クライアントもできるようになると、自分とクライアントが同じ達成感を味わえ、共有できます。このように、新しい知識の習得はインストラクター自身の成長だけでなく、生徒との絆を強める大切な要素でもあります。また、ヨガの哲学や瞑想の技術を学ぶことで、精神的な充実感も得られます。スキルを磨くことは、単なる技術の向上にとどまらず、自分の人生全体にも豊かさをもたらしてくれると思います。 

自身の指導によるクライアントの成長 

ヨガインストラクターとしての大きな喜びの一つは、クライアントが成長する姿を間近で見られることです。

彼らが新しいポーズを習得したり、柔軟性や体力が向上したりする瞬間に立ち会うと、自分の指導が役立っていることを実感し、非常にやりがいを感じます。

また、クライアントがヨガを通じて心身のバランスを取り戻し、生活の質が向上する様子を見ると、その努力が報われたと感じることができます。クライアントの成長は、インストラクター自身の成長と喜びに直結しているのです。 

ヨガの楽しさを広げるコミュニティの拡大 

ヨガインストラクターとしての活動は、同じ価値観を持つ人々とのつながりを広げる素晴らしい機会を提供します。このつながりの中で、ヨガの楽しさや悩みなどを共有し、お互いに励まし合いながら学びを深められます。またワークショップやイベントを通じて、参加者同士が交流し、共通の興味を持つ仲間としてがいる環境は、自分にとっても周りにとっても心強い支えとなり、より高いモチベーションややりがいを生み出します。 

アドバイスやフィードバックを送りあったりできる関係になると、自分も相手もヨガインストラクターとしてお互いに成長できるようになります。 

インストラクターとしての成長に比例し、収入面がアップ 

ヨガインストラクターとしての技術や経験が増すにつれて、収入も向上する可能性があります。レベルの高い指導技術や専門知識を持つインストラクターは、特別なレッスンや個別指導を提供でき、これが収入増加に直結します。

また、持続的な専門教育と実績の構築がキャリアの発展と収入の安定に繋がります。ヨガ業界では、クライアントのニーズに応じた多様なサービスを提供することが求められ、それに応じて報酬も増加します。さらに、自分自身のブランドやオンラインでの存在感を築くことで、新たな収入源を開拓する機会も広がります。このように、ヨガインストラクターとしての技術や経験を積み重ねることは、キャリアの発展と収入増加に不可欠です。

まとめ 

今回は、ヨガインストラクターが感じる悩みについてご紹介しました。 

ヨガインストラクターとして働く中で、多くの悩みが存在することは確かです。しかし、それらの悩みには具体的な解決策が必ずあります。 自己成長の機会と考え、今いる環境から離れてみたり、新しい挑戦として働き方を二してみたり、ヨガインストラクターのコミュニティに積極的に参加し、絆を強めることで乗り越えられます。 

企業やスタジオによっても、さまざまな改善策やマーケティング戦略によって、悩みは改善傾向にあることも確かです。今回の記事が、皆様にとって、何かの助けになれたらうれしいです。 

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zen placeピラティス・ヨガメディア編集部

20年前からピラティス一筋、ピラティス専門で、世界中のピラティス指導者から学び続けているzen place。世界のピラティス業界のトップ指導者ラエル・イサコウィッツからBASIピラティスを学ぶ唯一の会社であり、世界のピラティスの標準を作っているBalanced Bodyのライセンスコースを提供している会社です。世界で一番最初に全米ヨガアライアンスを作った老舗のヨガ指導者養成スクールYogaWorksを運営しています。ピラティス・ヨガインストラクターや、これから目指す皆様に役立つ情報を提供していきます。

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